閉じる
お役立ちコラム

住宅ローンが払えなくなったらどうなる?対処方法も解説します!

住宅ローンの支払いができなくなった場合に、どうなるのか気になっている方はいませんか。
住宅ローンが支払えなくなる理由について事前に知っておきたいとお考えの方も多いと思います。
今回は、住宅ローンが支払えなくなった場合にどうなるのか、また支払えなくなった場合でも今の家に住み続けるための方法を解説します。

□住宅ローンが支払えなくなってしまった場合はどうなるのか

様々な理由から、住宅ローンが支払えなくなってしまう場合もあるかもしれません。
住宅ローンの支払いができなくなった場合、どうなってしまうのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅ローンが支払えなくなってしまい、滞納し続けた場合は最終的に家が差し押さえられ、競売にかけられてしまいます。
競売とは、債務者が住宅ローンや不動産を担保に借り入れたお金の返済ができなくなってしまった場合に、債務者が抵当権を利用して不動産を差し押さえ、強制的に売却することを言います。

支払いを滞納してしまうとどうなるのか、期間ごとに解説します。
滞納して1から2ヶ月の間で、銀行から支払い請求が届くでしょう。
3ヶ月以内に督促状・催告書が届き、6ヶ月までに期限の利益喪失通知、代位弁済通知が届きます。

さらに滞納を続けていると10ヶ月以内に競売開始決定通知、執行官の訪問があり、本格的に立ち退きの準備が進められてしまいます。

□住宅ローンが支払えなくなる原因について

住宅ローンはほとんどの方が利用されると思いますが、払えなくなってしまう原因には何があるのでしょうか。
今回は住宅ローンを支払えなくなる原因を3つ紹介します。

1つ目の原因としては、リストラ、転職、残業削減などによる収入減少が挙げられます。
少し前の時代であれば、終身雇用、年功序列制度のおかげで年齢を重ねるごとに収入が増えていきました。

しかし、最近では成果主義への移行、非正規社員の増加、相次ぐリストラなどによって収入が増えにくくなっています。
そのため、はじめに計画を立てた時よりも収入が減ってしまえば、住宅ローンが支払えなくなってしまうでしょう。

2つ目の原因としては、社会保険料の増加による手取り収入の減少が挙げられます。
社会保険料負担による負担が以前と比べて増加しています。
社会保険料の負担が大きくなるにつれて、住宅ローンを支払うための費用が足りなくなってしまう場合もあることは押さえておきましょう。

3つ目の原因としては、借入金額の返済負担が増えていることが挙げられます。
可処分所得に占める住宅ローンの返済額の割合は年が経つにつれて増大しています。
そのため、少し背伸びして収入に見合っていないローンを組んでしまうと、収入が少し変化しただけで住宅ローンが支払えなくなってしまうことがあります。

□住宅ローンが支払えなくても今の家に住み続けるための方法とは

住宅ローンが支払えなくなってしまった場合、最終的に家が差し押さえられてしまうことは上記で解説しました。
しかし、一度購入した住宅を手放したくないとお考えの方は多いと思います。
そこで、今の家に住み続けるための方法を、3つ紹介します。

*リースバックをする

リースバックとは、住宅ローンが支払えなくなった場合に自宅を売却し、その家に賃貸として住み続ける方法です。
リースバックでは、最終的に資金ができれば買い戻すこともできるのが特徴です。
こちらの制度は、子供の学校の学区が変わらない、売却したことが近所に知られないといったメリットがあります。

一方で、売却して住宅ローンを支払わなくて良い代わりに、毎月家賃を支払う必要があるのはデメリットと言えるでしょう。

*親子間売買や親族間売買を利用する

親子間売買、親族間売買とは、その名の通り親子間、親族間で住宅を売り買いすることです。
親子間売買であれば、子供に住宅を購入してもらうことで、今住んでいる住宅に住み続けられるようになります。

一方で、子供がマイホームを購入するときに住宅ローンが組みづらくなる、親子間でトラブルになるといったデメリットがあるので注意が必要です。

*個人再生を検討する

個人再生では、「住宅ローン特則」というものがあり、住宅ローンを支払うことを条件にすることで、住宅を手放すことなく借金を減額できます。
利用する場合には、住宅ローンの借り入れであること、個人再生を利用する人が所有している住宅であることなどが条件になるのであらかじめ確認しておく必要があります。

住宅ローンが支払えなくなった場合、どの方法が最適なのか判断することは難しいです。
そのため、一度専門家に相談してから決めると良いでしょう。

□まとめ

住宅ローンが支払えなくなってしまった場合、最終的には家に住み続けられなくなってしまう場合があります。
そのため、住宅ローンを検討する際には、余裕を持った計画を立てることが重要になってきます。
住宅ローンなどでお困りの場合は、当社にお問い合わせください。
お客様の状況に最適な方法を提示させていただきます。


無料お問い合わせフォーム