閉じる
お役立ちコラム

住宅ローンの返済に困ったら?リスケについて説明します!

「住宅ローンの返済に困った」
「返済が厳しくなりそう」
このように悩んでいる方もいらっしゃると思います。

滞納するかもしれない状態になると不安ですよね。
そのような方に解決策としてリスケがあります。
今回はリスケに関することやメリットデメリット、注意点について紹介します。

 

□リスケとは何かについて

リスケとはリスケジュールのことを指し、住宅ローンの支払いが厳しくなったときの選択肢の1つです。
リスケを行うことで返済の計画を見直し、住宅ローンを借りた金融機関に完済までの期間を延長してもらえます。
返済が困難になる原因には、リストラや病気による収入の激減が挙げられます。

さらに、今日は新型コロナウイルスの影響も考えられるでしょう。
返済に困りそうになったタイミングでリスケをすることをおすすめします。

リスケの具体的な内容は一時的な返済の猶予と、返済期限の延長の2種類があります。
一時的な返済の猶予に関して、全く支払う必要がないと勘違いする方が多いです。
毎月支払う必要はありますが、リスケを行う前よりも負担は軽くなるでしょう。

一定期間だけ住宅ローンの金利を支払い、元本の返済は全く支払わない場合や、大幅な減額をされる場合があります。
返済猶予の期間は一般的に6ヶ月から1年です。

返済期限の延長に関して、明確なルールは存在しません。
しかし、一般的に住宅ローンの返済期限が35年を超えない範囲であれば、延長を認めるケースが多いです。
例えば、住宅ローンを30年で組んでいた場合、最長5年まで返済期限が延びます。

しかし、ローンの返済期限だけではなく、完済時の年齢にも注意しましょう。
住宅ローンの完済は各金融機関が定めた年齢までに行う必要があります。
75歳までに終了を求められる場合が多く、75歳を上回る延長は認められないことが多いです。

 

□リスケのメリットとデメリットは何か

*メリットについて

1つ目は資金繰りが楽になることです。
リスケをすると現状で支払うことが難しい場合でも、お金に多少の余裕ができるでしょう。
上記で述べたように、一時的に猶予が与えられます。
金融機関によっては多少の元本の支払いを命じられることもありますが、リスケ以前より他に回せるお金が増えるでしょう。

2つ目は給料や財産の差し押さえをされないことです。
住宅ローンの返済が滞り続けると、金融機関は債務者の給料や財産を回収します。
リスケを行うことで、金融機関の法的な処置を止められるでしょう。
しかし、返済する義務は残っているため、早急な立て直しは必須です。

 

*デメリットについて

1つ目は優遇金利がなくなる可能性が高いことです。
優遇金利とは各金融機関が定めた条件を満たすことで下げられる金利のことです。
優遇金利には、当初期間優遇と通期優遇の2つがあります。

当初期間優遇は住宅ローンの借り入れから一定の期間だけ、金利がグッと抑えられるでしょう。
一時的なため、割引率は大きいです。
一方、通期優遇は借り入れからずっと割り引かれるものです。
割引率は低いものの、長期間割り引かれます。

リスケを行うとこれらの優遇の恩恵を受けられないでしょう。
猶予の期間が終わると、金利が上がることで月々の返済額も上がる可能性があります。
そのため、本当にリスケが有効なのかを検討する必要があるでしょう。

2つ目は新しく借り入れを行うことが難しくなることです。
リスケをする方は、最初に住宅ローンを組んだ計画では完済できない方々です。
つまり、金融機関との約束を守れない方という印象を与えることになります。
債務者としての信用が下がるため、また滞納するのではと疑念を抱かれるでしょう。

そのため、お金を新たに貸してくれる金融機関が減り、融資を受けられない場合があります。

 

□リスケをする歳の注意点について

注意点1つ目は、リスケが認められない可能性があることです。
リスケは希望者全員が受けられるわけではありません。
ある一定の条件を満たすことで認められます。

安定した収入が見込めること、資金不足が一時的であること、新しい借り入れの予定がないことなどが条件として挙げられます。
突然の病気や転勤などが原因で支払いが難しい場合、リスケは通るでしょう。
リスケをするためには、今後必ず返済ができると証明することが必要です。

2つ目は返金口座にお金を入れておかないことです。
リスケの手続きに時間がかかると、リスケ時に住宅ローンの返済に全額が使われる可能性があります。
全財産がリスケを依頼する銀行の1つの口座に集まっていると、生活費や光熱費などの支払いが不可能になり、新たに借金を抱えることになるでしょう。

また、リスケを申し込んだ時点で、債権の回収が難しいと金融機関が判断する場合があります。
すると、口座からお金を引き出せない預金ロックをされる場合があります。
そのため、事前にお金を引き下ろしておくことをおすすめします

 

□まとめ

今回はリスケについて紹介しました。
リスケにはメリットもありますが、デメリットも存在します。
リスケを選択することに悩まれる方もいらっしゃると思います。
そのような方はぜひ当社に一度ご相談ください。


無料お問い合わせフォーム